写真は真竹の筍ご飯を葉蘭にのせて。たくあんも、山椒も自家製。

我が家には竹林があり、毎年4月に人を呼んでは皆で筍を掘り、蚊も飛び始める5月には活動の場が梅林に移動するのが恒例だったが、今年は6月、7月に出てくる真竹(まだけ)の筍も取って利用するようになった。

気づいたその時に草を抜き、筍を折るのは、暮らしを毎日少しづつ快適にしていく”手癖”のようなもので。ここのお婆ちゃんたちはバス待ちの時間にさえ、その辺の草を抜いてくれている。

真竹の利用は竹林の維持のためだけでなく、食べるのも比較的楽で美味しい。どんな素材も食べるまでに手間と時間がかかる。食べるまでの経験と覚悟があるからこそ、それを生み出す農的行動を始める。逆に言うと、食べる所までやり切らないのなら、手を出すべきではない。